【出版社からのコメント】
350年以上の歴史をもち、いまだに人々を惹きつける京都花街—-。なぜ350年も続き、なぜいまだに人々を惹きつけ続けるのか?
そんな疑問をもとに、気鋭の経営学者が5年におよぶフィールドワークを敢行、その成果が本書に結実しました。
一見すると古臭く非合理的なしくみに見えるものこそが、環境変化に適合し応用して運用されて、業界全体が長期に継続する「制度的叡知」となっているのだ。(本文より)
2007年東洋経済新報社刊
2017年第10刷発行
定価:1600円(税別)
【内容紹介】
少女が舞妓(プロ)になる瞬間、
彼女たちはどんな言葉を発し、
どんな言葉をかけられるのか――
折れることなく自分を勇気づけ、
舞い上がることなく自分を見つめ、
周囲との関係性に配慮できる、
しなやかな「心の芯」を作るための珠玉の教えを、
350年の伝統が育んだ言葉に込めて紹介する。
【著者からのメッセージ】
いつの時代も若者は、未経験で、未熟で、自信もない。
でも、ひたむきさを持って取り組んでいることを認めてほしいと願っています。
350年続く伝統産業である「京都花街」が、現代の10代半ばの少女たちを
舞妓さんというプロフェッショナルに育成できる秘密は、
伝統文化や人材育成の仕組みとともに、自分の経験や周囲の関係性を大切にしながら
自律的なキャリア形成をうながす、「言葉の力」にもあるのではないかと思います。
2012年東洋経済新報社刊
2018年第4刷刊行
定価:1500円(税別)
『京都花街の経営学』(2007年、東洋経済新報社刊)を改題、補筆・修正のうえ収録
【内容紹介】(「BOOK」データベースより)
「伝統」と「革新」が同居する街―京都花街。私たち日本人が惹かれるはんなりとした風情やその優雅なおもてなしは、どのように三五〇年以上も続いてきたのか。これまでベールに包まれていた「秘密の世界」のしかけを、気鋭の経営学者がフィールドワークによって解き明かした力作。
2014年中央公論新社(中公文庫)刊
2017年第2刷発行
定価:648円(税別)